カロト家の日記
September 10, 2019
天然きのこを食す!
休日、朝からいつもの森へ出かける。
ここは鳥を見るためにもよく来るし、ほどよく整備もされているので気軽に自然を観察するのには、いい場所だ。
あちらこちらに大きくなりすぎたイグチ系の老菌キノコが発生している。
ちょっとタイミングが遅かったかなと思いつつも、まだ出始めたきのこも色々とあり、目を楽しませてくれる。
いつもと違うルートを散策して、そろそろいつもの道に復帰しようかと歩いていると、ひときわ目を惹くキノコを発見!
ポルチーニとして有名な食菌、ヤマドリタケモドキだ!!
ビロード状の傘、柄は白く編み編みタイツの模様、実にどっしりとして際立った存在感を放っている。
薄暗いが適度な木漏れ日に照らされて決してジメジメした感じじゃない森の中、ヤマドリタケモドキはひっそりとここに子実体を発生させていた。
以前、標高1500mほどの山でヤマドリタケを採ったことがあったけど、身近な広葉樹の森で見つける初めてのヤマドリタケモドキ。
根元を掴み丁寧に引き抜く。
念のため、ナイフで二つに切り変色性が無いか確認。少し乾燥しているが状態は良いので持ち帰ることにした。
ポルチーニのペペロンチーノ
自宅に帰り、塩水に浸けて虫出し後、料理スタート。
にんにく、鷹の爪、余ってたベーコンを少し加え、オイルパスタに。
今回は間違いないキノコなので、パスタにして家族3人で美味しく頂きました。
天然キノコに抵抗のある現代っ子の娘には、「エリンギだよー」とごまかして。
「美味しい、美味しい〜」を連呼していた娘には、もちろん後で種明かしをしましたが、
「やっぱりそうだと思った!」って薄々勘付いていた模様。笑
せっかく自然豊かな岐阜に住んでるんだから、身近な自然の恵みの美味しさをもっと知りたいし、娘にも少しづつ知ってもらいたい。
想像通り美味しかったヤマドリタケモドキ。
ただ、似ているキノコで、死に至る危険なキノコもたくさんあるので、安易な採集は控えましょう。
そして、どうしても天然きのこを食べてみたい!という人は、キノコのことをしっかり勉強しましょう。
これからいよいよ秋、本格的なキノコのシーズン到来。
身近な森や公園など、至る所で見ることが出来る小さくて美しくて儚い世界を一緒に愉しみましょう。