カロト家の日記
February 20, 2020
薪ストーブ 焚きつけの流儀
2月も後半に。
雪が降ってもすぐに溶けてしまい、今年の冬はあまり冬らしさがなくて寂しい。
梅の花も満開だし、ここ何日間で鳥のさえずりも聞こえるようになり、じわじわ近づく春を感じてしまう。
と言っても、まだまだ朝晩は冷え込む日もあるので、それなりに外気温は低い。
余談だが、モズという鳥がいる。
モズ(百舌)と書く。
百の舌を持つと言われるくらい、他のいろいろな鳥の鳴き声を真似できる。
カロトの裏山にもモズが住んでいて、可愛い鳥が鳴いているなと窓の外に目をやると実はモズだったりする。
実際の姿もなかなか愛嬌のある鳥で、身近な野鳥として覚えておきたい。
カロトギフのオープンは9時。
モーニングに来られたお客様に少しでも暖かく過ごしてもらうため、いつも朝一に薪ストーブの火を入れるようにしている。
9時だと、まだ室内が温まっていないので床も冷たいが、パチパチと音を立てて薪が燃える様子はやはり温かみがある。
薪ストーブの使い方は人によって様々。
薪スト愛用者の友人や知り合いと話をしていても、ストーブの大きさも違うから多種多様。
薪のチョイスは薪を入手する環境に左右されるが、
着火の際はマッチなのか着火剤なのかライターなのか、焚きつけ用の小割を使うか否か。
「焚きつけの流儀」は、みんな自由だ。
僕は、マッチ派。(近藤の方じゃなくて)
朝一番、焚きつけ用の薪を組んで、マッチを擦る。
一日のスタートの大切な儀式をいつも愉しんでいる。
僕が着火の際に使うのは、カンナの削りかす。
箱に入れる時にくるくるとまとめてボールのようにしておくと使いやすい。
カンナの削りかすボールにマッチで火をつけると、瞬く間に焚きつけ用の小割りに火が燃え移っていく。
この着火時の薪の組み方も組む人の個性が出る。
その時によって変わるけど、僕の好きな形は下は広葉樹、上は針葉樹。
上の方はいかだに組んで、炎の勢いを強めるようにしている。
朝ごはんに、温まった薪ストーブで友達からもらったパンを焼く。
遠赤外線効果で、外はパリッと中はふっくら。美味し。