カロト家の日記
September 19, 2019
時の流れ
カロトギフは、僕たち夫婦が17年暮らした「京都」から、僕たちの故郷「岐阜」へ、5年前にUターンで戻ってきて始めたお店です。
僕が生まれ育ったこの田舎は、新しい家も立たず、子供の頃からほとんど景色の変わらない素敵な場所です。
農作業をする農家さんは、昔に比べればさすがにお年を召していらっしゃいますが、相変わらず毎日元気に外で仕事をしています。
しかし、時の流れを感じるこの頃。
5年前になかった光景として、ハウスが増えたこと。
農家さんもたくさんある畑の管理が難しくなり、その中の土地を人に貸して有効活用をしています。
夕方の稲との散歩中、暮れ行くわが故郷の風景にも変化が。
美しかった沈みゆく夕日は、大きなハウスに遮られてしまいました。
時代の流れ、高齢化、土地の有効活用。
大人になり都会から戻ってきた自分たちがここでお店をしたことも、やはりこの故郷の景色を変化させてしまっているんではないかと刹那。
仕方がないことだけど、色々な想いが巡ります。
風景は永遠ではないのかも知れないけど、この古い家の佇まいをなるべく変えずに、出来る限りひっそりと静かにお店を続けて、暮らして行きたい。
September 18, 2019
北アルプス 笠ヶ岳 テント泊!
2019.9.14-15
北アルプスの笠ヶ岳へテント泊登山に行ってきた。
絶景の数々と刻一刻と変わる神秘的な世界。
なぜ僕が山へ行くのか、理由を考えていた。
そこには「自由があるから」なんじゃないかなと思った。
どんなルートで何時に出発してどこまで歩くか、とか
誰とどんな登山をして、山の上で何を食べて何を飲むのか。
小屋で泊まるのも、テントで寝るのも、日帰りで帰る、も全部自分の好きにできるから。
いつもでも続きそうな急坂をようやく登り切った後、最高な景色を見つけたら満足するまでそこにいる。
そして、また次の一歩を踏み出している。
自由になるのは少し怖い気もするけど、人は自由じゃないとダメになる気がするな。
自分で歩いて見た景色って、きっと心の中でずっと鮮やかに残り続けるな。
September 12, 2019
日常 新作の長財布のことなど
久しぶりの新作が生まれた。
シンプルな長財布です。
名前は「Tommy」
友人やお客様からの要望を元に考えてみました。
店頭用にはいくつか作る予定だけど、少しの間はご注文を受けて製作する形になりそうです。
店頭にて実際に使用しているサンプルをご覧いただけますので、お気軽にお尋ねください。
こちらは今年の初め1月に発表した新作、シンプルで軽くて小さなサコッシュのようなバッグ「Hike」
「Hike」→ http://calotte-web.com/gifu/dairy/3276.html
どちらも今の僕たちの好きなもの、欲しいなと思うものを形にした作品となります。
昨夜は、仕事を終えてから友人と各務原アルプスの起点 各務原権現山へナイトハイクへ。
夜の登山道は静かで、秋を感じる心地の良い風を感じられました。
そして、今朝。稲の散歩での風景。
稲穂がだいぶ色づいてきました。秋の空を思わせる雲がゆっくりと流れていきます。
今日も色々な出会いや恵みに感謝して、1日を楽しんで過ごそうと思います。
September 10, 2019
天然きのこを食す!
休日、朝からいつもの森へ出かける。
ここは鳥を見るためにもよく来るし、ほどよく整備もされているので気軽に自然を観察するのには、いい場所だ。
あちらこちらに大きくなりすぎたイグチ系の老菌キノコが発生している。
ちょっとタイミングが遅かったかなと思いつつも、まだ出始めたきのこも色々とあり、目を楽しませてくれる。
いつもと違うルートを散策して、そろそろいつもの道に復帰しようかと歩いていると、ひときわ目を惹くキノコを発見!
ポルチーニとして有名な食菌、ヤマドリタケモドキだ!!
ビロード状の傘、柄は白く編み編みタイツの模様、実にどっしりとして際立った存在感を放っている。
薄暗いが適度な木漏れ日に照らされて決してジメジメした感じじゃない森の中、ヤマドリタケモドキはひっそりとここに子実体を発生させていた。
以前、標高1500mほどの山でヤマドリタケを採ったことがあったけど、身近な広葉樹の森で見つける初めてのヤマドリタケモドキ。
根元を掴み丁寧に引き抜く。
念のため、ナイフで二つに切り変色性が無いか確認。少し乾燥しているが状態は良いので持ち帰ることにした。
ポルチーニのペペロンチーノ
自宅に帰り、塩水に浸けて虫出し後、料理スタート。
にんにく、鷹の爪、余ってたベーコンを少し加え、オイルパスタに。
今回は間違いないキノコなので、パスタにして家族3人で美味しく頂きました。
天然キノコに抵抗のある現代っ子の娘には、「エリンギだよー」とごまかして。
「美味しい、美味しい〜」を連呼していた娘には、もちろん後で種明かしをしましたが、
「やっぱりそうだと思った!」って薄々勘付いていた模様。笑
せっかく自然豊かな岐阜に住んでるんだから、身近な自然の恵みの美味しさをもっと知りたいし、娘にも少しづつ知ってもらいたい。
想像通り美味しかったヤマドリタケモドキ。
ただ、似ているキノコで、死に至る危険なキノコもたくさんあるので、安易な採集は控えましょう。
そして、どうしても天然きのこを食べてみたい!という人は、キノコのことをしっかり勉強しましょう。
これからいよいよ秋、本格的なキノコのシーズン到来。
身近な森や公園など、至る所で見ることが出来る小さくて美しくて儚い世界を一緒に愉しみましょう。
September 04, 2019
キノコの季節
我が町にも秋の気配、きのこのシーズンがやってきた。
稲のお散歩でみつけたキアシヤマドリタケ。
昨年、料理して食べてみたけど、濃厚な味でした。
ただ、この手のイグチ系のきのこはポルチーニ(ヤマドリタケ)かヤマドリタケモドキ、またはアカヤマドリを採集するに限る。
あぁ!ムラサキヤマドリタケも採って食べてみたいな!
と、キノコ熱の再燃とともに、秋の訪れを喜ばしく想うのでした。
これから冬までの間、店主のキノコトークが多目になると思うので、何卒よろしくお願いします。
もしどこかできのこを見つけた方は、写真を撮ってぜひみせてください!
追記 (9/5)
観葉植物の鉢にきのこが生えてる!!後で名前を調べてみよう〜