カロト家の日記

November 13, 2019

薪ストーブの季節

薪ストーブ始動

待望の薪ストーブの季節がやってきた。

と言っても少し前から待ちきれず焚いていたりしたんだけど、まだそこまで外は寒くないので工房はサウナ状態。

だが、このところ朝晩の気温が10℃を下回るようになりようやく本格的に稼働し始めた。

 

これから薪ストーブを使いたい人や現在薪ストーブを愛用している人にちょっと考えておいてもらいたいことがある。

それは、、、「毎シーズンの煙突の掃除は必須!」

 

カロトの薪ストーブは小型のタイプで薪の長さは25cm程度しか入らないもの。

10畳ほどの工房での使用なので、ストーブを焚くと部屋がすぐに暑くなるので、これまでは省エネ運転(150℃くらいで)をしていた。

この省エネ運転にはちょっとしたこだわりを持っていたんだけど、今回の出来事で考え直すことになった。

 

僕の周りには大工や木工作家、家具屋など木を扱う仕事をしている友人がいるので、その仕事で出る廃材も有難く薪として使用している。

その中には薪に適している広葉樹もあれば、あまり適していないとされる松などの針葉樹もあるので、煙突内部の煤の付き具合はストーブを使い始めた時から気にはなっていた。

 

今シーズン、ちょっと面倒がって煙突の掃除をすることなく普通に使い始めた我が家の薪ストーブ。

なのだが、ストーブの扉を開けた時の煙が室内側に逆流することが多かったり、ストーブの温度がなかなか上がらないと感じていた。

 

そしてある日、稼働中のストーブの炎が消え、煙が室内に充満する出来事があった。

薪ストーブから立ち上がる煙突はまっすぐ屋根を貫通しているし、煙の引きが弱いことは、煙突内部に問題があるとみた。

その日、早速屋根に上がり、煙突トップを外してみると、やっぱり煙突の内側に煤がたくさん付いていた。

専用の金ブラシを使って、棒をジョイントしながら煙突の中の煤をどんどん下に落としていく。

煙突内部をライトを使ってのぞいてみる。

ストーブと煙突のつなぎ目にはダンパーがあるのでどうやらそこに煤がたまっているようで、底が見えない。

 

今度は金ブラシを外して棒だけで煙突内部を貫通させていると、雪崩をうったようにストーブ内部に大量の煤が。びっくり!

ここまでの量の煤が煙突内部に付いていたと思うと、さすがに煙の引きも悪いはずで。

その後、薪ストーブ内部の内側の壁を外して、丁寧に掃除をした。

二次燃焼用の空気取り込み口がある壁のガスケットロープが外れていたので、チューブ式の耐火セメントで接着してメンテナンスも完了。

 

すっきり綺麗になった我が家の薪ストーブ。

再稼働させる時の着火時の炎の立ち上がりの速さ、ゴーゴーと煙が煙突に引き込まれていく勢い。

これまでとぜんぜん違うわ。

むしろ、新品の時ってこんなんやったっけ?!って言うくらいものすごくストーブの調子が良くなった。

燃焼の仕方、薪のチョイスもあるけど、定期的な煙突掃除をすることで、格段に薪ストーブの調子は上がる。

 

なんか調子がおかしいなと思った時は、迷わず煙突掃除をするべし!

薪ストーブシーズンの終わりか初めには、まず煙突掃除をするべき!

さらに愛着の増した我が家の薪ストーブ。毎朝火を入れる時、改めて悦びを感じています。

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