Diary / 日記
2013年を振り返って

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長かったようであっという間の一年がもう終わろうとしています。

今年はほんとに色々な出来事がありました。

2013年を振り返るこのちょっとした時間が持てるだけでも、誰かに感謝したくなるようなそんな目まぐるしくてかけがえのない一年間でした。

いい事も大変な事も全部ひっくるめて、最高の一年が過ごせたと思います。

まずは家族やスタッフが一年間健康に過ごせた事が有り難く、ほっとしています。

この一年間、カロトとお付き合いくださり、遠くから近くから応援してくれたり、力を貸してくれたたくさんの皆様に感謝の気持ちで一杯です。

本当にありがとうございました。

 

実は一年前の年末、ある出来事があり、僕たち家族は絶望の淵にいました。

突然目の前に現れたその出来事は、この場所を離れないといけない。という悲しい現実でした。

で、あとどれくらいこの場所に居る事が出来るのかが全く分からないという状況の中で、

がむしゃらになって、とにかく一日一日を全力で、精一杯やれることをやれるだけやろうと思いました。

 

とても大きな出来事でしたが、終わりを意識した事で、悔いを残したくないという気持ちが強く、自分を奮い立たせる原動力となりました。

だからこそ、この一年は休む事無く次の目標を持ち続けてこられた、そんな一年でした。

今もきっと状況は変わっていないのですが、この一年間を周りの沢山の人たちのお陰で頑張れたし、やりきった感があるし、ここまでやれたら悔いはないという気持ちがとても強いです。

 

そして、もうひとつ大きな出来事がありました。

3月末に開催した9周年イベント「ホームマーケット」の時は、ここでやれるのは最後かもしれないという気持ちで一杯でした。

お陰様で無事に大盛況で周年イベントを終え、その翌日には藤井大丸の展示の搬入を終えました。

ようやく一段落着けるかなと思った4月初旬、岐阜に住む家族に大事がありました。

 

自分たちの今後を決める大きな決断をする事となりました。

 

その大きな出来事からも、もう何ヶ月も経ちましたが、自分たちの今の気持ちはその時と比べ、とても落ち着いています。

 

来年2014年3月末でカロトは10周年を迎えます。

まずは10周年を目指して、その後、僕たち加藤家は住まいを岐阜に移し、また岐阜で一からお店を始めたいと思います。

 

新年を迎えた京都のカロトは「カロト 革製品と手仕事のもの」と革製品と僕たちの好きな作家さんの手仕事のものを集めたお店として、

これまで通り、そしてこれまで以上に良い場所になるように出来るだけ続けて行きたいと思っています。

 

 

季節は駆け足で過ぎて行きます。

一日一日を大切にしていても一年なんて本当にあっという間です。

当たり前にしている日常が、実はどんなに有り難い事なのか。

必死だったこの一年に想いを巡らせると、悲しい出来事より、楽しかった事や嬉しかった事が、実は先に思い浮かびます。

 

どんな現実も受け入れて行かないと、前に進めないし、一歩でも前に進めば、苦しかった事は、過去になるんだと。

どん底気分の時、人と話をすればするほど、自分たちは意外と全然恵まれてるなぁと思ったり、

なんとかこの一年を元気に過ごせて来られたのも、明るく前向きなアドバイスをくれたり、色々と遊びに連れ出してくれた友人や温かく見守ってくださった周りの人、そしていつも頑張ってくれているカロトスタッフの橋本さんや、元気で面白い家族のお陰です。

 

2013年を振り返り、「ありがとう」の気持ちで居られる今、そしてまた新しい一年をこの場所で迎えられる事を心から感謝しています。

来年は新しいスタートの年になりますが、自分たちらしさを忘れずに、ひとつひとつより丁寧に力強く進んで行きたいと思います。

 



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