Diary / 日記
魅力。

ついこの間の夜の7時頃、ある新聞の勧誘のおばちゃんが突然やって来たんです。
新聞を取って欲しいからと一方的に、サービスしますよ!!的な物腰でやって来られたんだけど、残念ながら今は取るつもりは無いのでと断わろうとすると、「お店の宣伝に折り込み広告はいかがですか?」とか、「新聞を読むと賢くなるよ」とか、また「一ヶ月だけでも~」とか、「私も大変で~涙」とか、結構しつこめで大変困りました。
僕も、小さいですが商売としてお店をしている以上、おばちゃんの気持ちは分からないでも無いですが、成績?売上?の為に、人に迷惑を掛けても新聞を取ってもらうっていかがなもんなんでしょうか。
一人の利己的新聞勧誘員のおばちゃんの為に、その新聞のイメージが非常に悪くなるし、若い人たちに新聞を読んでもらう機会を奪いかねない。と思います。
おばちゃん自身が新聞が好きで、「新聞を読む事でこんなに良いことがいっぱいあるんだよ~♪」とか、もう少し新聞の「魅力」みたいな所を言って頂いたほうが、素直に新聞に対して興味を持つんじゃないかと。
僕は新聞自体は好きなので、この出来事は残念で仕方がありませんでした。
新聞の魅力よりも、ただ、新聞を取ってくれたらそれでいい的な勧誘員さんだったからです。
こんな事を思いながら、ここ数日の間いろいろ考えていたんです。
そこで最近、仕事のお話でお会いした、京都の某会社さんの社員さんの話なんですが。
ご自分の仕事に対する情熱をお持ちで、良い物を作りたいと言うストレートな気持ち、そして何より、お話していて楽しい。
僕とはだいぶん歳も違うそのお方は、ほんとにいつも素敵にスーツを着こなしされていて、僕とは正反対の立派な紳士なのに、僕の娘と同じ五歳のお子さまをお持ちで、「土曜日は保育園の運動会に行って来ましたよ~!」とか親近感もすごくあるし。
こちらの急な連絡にもいつも感じ良く応対して頂けて、会社からカロトまでフットワーク軽く、その立派なスーツ姿でさっ爽と自転車で来て頂いたり。
一緒に仕事をするならこんな方と!と思わずにはいられない。
この人の為に、良い仕事をしたい!と思ってしまう。
きっと「魅力」って言うのはこういう事なんだろうと思った訳です。
いろいろと「魅力」の大事さを考えさせられたここ数日だったのでした。
もしいつか「魅力」のある新聞勧誘員がやって来たら?
その時に、新聞を取るかどうかは、わかりませんけども。
でも、せっかくなんで「魅力」のあるお話だけは聞きたい気がします。



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