カロト家の日記
April 09, 2020
一通のお手紙
時折、お客様からお手紙を頂くことがあります。
SNSな時代だからこそ、筆を執ってくださったお客様の優しさや人柄をしみじみと感じますし、
自分たちがやっていることがちゃんと伝わってるんだなぁと実感でき、とても嬉しく思います。
初めてカロトにお越し下さるお客様も、足繁く通ってくださっている常連さんも、こんなひっそりやっている小さなお店を見つけてもらって、いつも有り難く思っています。
最近、お店に遊びに来てくれた友人がコロナの影響でとても苦しそうでした。
病によってではなくて、仕事によって。
普段、当たり前に感じていた日常も、そして生活も一変してしまうほど、今回のコロナの影響は大きいようです。
仕事に対して誰よりも真摯で真面目で勤勉で、柔らかい物腰なのに常に芯があるそんな彼の人柄も、周りの人に愛される理由。
彼はもともと辛いことを口に出したり表情に出すタイプじゃないけど、一緒にいるとやはり感じてしまいます。
そんな時にここに会いに来てくれた彼のことを思うと、変わってあげれるなら変わってあげたい。なんだか胸が苦しくなりました。
昔、一緒にスケボーに乗って無邪気に走った日の事を思い出します。
あの頃に戻れたらいいのになと、ふと思ってしまいます。
将来のこと、10年先のこと、来年のこと、1週間先のことも、明日のことも、誰もわかりません。
「果てしない闇の向こうに夢を描こう。」
自分が10代の頃に流行っていた曲。
あの頃は、まだ幼すぎてよく判っていなかった歌い手の想いも、今は解るような気がします。
今日の一歩が明日の一歩を作る。
自分たちにしか出来ないことで、周りの人たちの役に立てたり、喜ばれたりすることを見つけて、今日もコツコツと生きるのみです。