カロト家の日記

February 25, 2020

霊仙山 泥と霧と残雪と

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朝8時に登山道を歩き始めた。

登山口に至るまで、それから登山道を歩き始めても、期待していた雪は無い。

このところの暖かさで雪はすっかり消えてしまっていた。

今回は周遊コースを選び長距離のロングハイクだ。

相棒コバさんとの久しぶりの山。

 

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雪解け後の登山道は見事にぐちゃぐちゃに。

登山靴も泥団子状態で、泥のついた靴で泥の上を歩くから、ヌルヌルと滑る滑る。

こんな泥んこ祭りは登山を始めてからこれまで記憶に無い。

 

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ここは 景色のいい場所のはずだが、どっしりとした霧が辺りを包んでいる。

葉を落とし風雪に耐えた樹木が、霧の風景に映えてとても幻想的だ。

 

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標高が上がるにつれ、ちらほらと残雪が見られるように。

霧と残雪とカメラを構えるコバさん。

 

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霊仙山の中腹にある霊仙神社。立派な鳥居は木製。

 

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コバさんが背中に背負っているのがワカン。雪深い場所を歩く際、重宝する。

念のために持ってきたワカンだけど、全く使うところは無かった。

 

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枯れ木に生えるヒラタケの群生を見つけるもすっかり老菌だった。残念。

 

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鹿の〇〇があちこちにあるので踏まないように。

 

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奥に見えるのが霊仙山。山頂に向かうその前に、手前の経塚山のピークを踏みに行く。

 

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経塚山山頂からの眺望。避難小屋と伊吹山。小屋好きにはたまらない風景が広がる。

写真には収まりきらない大展望!

 

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経塚山を後にして、急登をこなし霊仙山山頂に立つ。眼下には琵琶湖が広がる。

 

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景色のいい場所を見つけて、お気に入りの一枚が撮れた。避難小屋と伊吹山と奥の雪山が白山。

 

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お昼ご飯にしよう。足元は泥だらけ。泥対策の為、普段は滅多に履かないゲイターを履いてきて良かった。

 

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お昼休憩しながら霊仙山山頂を臨む。山頂には続々と登山者が。

 

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遠方には雪を冠った御嶽山や北アルプスも。

 

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崖下を覗く、コバさん。好奇心旺盛!笑

 

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すれ違った登山者にツーショットを撮ってもらった。

 

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下山を開始して尾根を下って行く。様々な表情を魅せる景色に目を奪われながら。

 

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ガレ場の続く稜線歩き。足元が悪いので健脚者向きのコース。

 

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下山ルートのポイント、笹峠が見えた。ここから笹峠への下りが激下り。ザレザレガレガレゴロゴロで下りは要注意。

 

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無事に笹峠に到着。ここまでの下りはかなりハードやった。

 

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霧が掛かったり取れたり。ブナ林と霧の幻想的な景色が広がる。

 

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今畑の旧村集落跡まで下りてきた。竃や水場が今もまだ残り、昔の生活の様子を今に伝える。

 

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今畑登山口に着く。ここからスタートした榑ヶ畑登山口へは大洞谷を通る沢沿いのルートを取った。

 

霊仙山登山、霧、泥、残雪に加えて、植生も風景もバリエーション豊かで全然飽きがこない。

ルートのチョイスも良かったので、久しぶりにたくさん歩いたな〜と思える良い山歩きが出来た。

ここにはいつか登ってみたいと思って何年も経つけど、こんなにいい山だとは知らなかった。

花の百名山としてもよく知られているようなので、また季節を変えて登りに来たい。

 

自然はいつも僕らに素晴らしい景色を魅せてくれる。

そして友と一緒に、その日その時しか見れない景色を共有できる事も嬉しい。

身近なはずなのに、まだまだ知らない場所は沢山ある。

これからも時間をかけて少しずついろんな場所を歩いていきたい。

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