カロト家の日記
April 19, 2019
蔓で籠を編む
蔓で籠を編む。
一見何のこっちゃですが、もう一度。つるでかごをあむ。
先月の長野旅行の際、安曇野の松川村という場所を訪れたんですね。
その際、渓流沿いの林道を散策していた時に蔓を見つけたので、いくつか採取し持ち帰ってきました。
今回はその蔓を使って籠を編んでみました!のお話です。
余談ですが、最近、うちのみささんは、縁あって、籐(とう)の籠を編む教室に通っているんですね。
毎回、教室で作った籠を見せてもらうたびに、僕も作ってみたい!と、モノ作り大好き人間の血が騒ぐんです。
僕が作ろうとしたのは、山菜採りやキノコ採りに使えそうな腰籠。
事前に少し作り方を調べてみて、なんか出来そうな気がしたので、とりあえず我流でやってみることにしました。
素材は、天然の蔓。約一ヶ月乾かして、それから二日間水に浸けたもの。ぐねぐねと捻れてたり、太さも固さもバラバラ。
長いままだと仕事がしにくいので、絡まった蔓を解きながら1mほどの長さに切って、だいだい同じ太さのものに分けていきます。
準備完了。籠の底となる部分からこんな感じで編み始めていきます。
少し細めの蔓の支柱に対して交互に編み込んでいきます。
底が好みの大きさになったら支柱となる蔓を立ち上げて側面を作っていきます。
大自然で自由に育ってきた素材なので、とても腰がありバビョーンとしていて、ぐねぐねしていて、とても編みにくいです。
本当は綺麗な筒状にするつもりが、思いがけない形になってしまいました。
でも、ちょっとずつ軌道修正しながら、高さを出していきます。
編み始めてから三時間。なんとか完成!?
横から見た感じ。腰にあたる部分は(左側)フィット感を考えて平らになるようにしました。
上から見た感じ。最後は太い蔓で編み込みましたが、めちゃめちゃ固くて苦労しました。あぁ、指が痛い。。
翌朝。腰に結ぶための縄を付けました。一気に道具感が出て、一層、可愛気があります。
とりあえず腰に付けて歩き回ってみます。(完全に変なおじさん)
みささんが中に花瓶を入れて庭のお花を生けてくれました。なんだかワイルド〜
初めて作った蔓の腰籠。
苦労して出来上がった作品は、それはそれは愛着があり、実際にフィールドで使うのがものすごく楽しみです。
実際に自分で採取した蔓で、籠を編んでみて、気づいたことは沢山あります。
普段の生活の中の些細な楽しみになる「習い事」に行くのもいいと思います。
でも 完璧なものを求めない限り、誰かに教わらないと出来ないということはないと思います。
まずはやってみる。すべてはそこから始まるような気がします。
蔓で籠を編むこと。僕の趣味の一つになりました。
みなさんもぜひ始めてみては。