カロト家の日記

April 16, 2019

溶接DIYでアイアンの薪ラックを作る!

calotteの工房にある薪ストーブ。

その横に、薪のストックやダッチオーブンやスキレットなどの鉄鍋類、斧やナイフなどの薪割用具などを収納する為の棚が欲しいなぁと以前より考えていて。

薪ストーブ料理に使った熱々チンチンになったダッチオーブンを置く為に、木ではなく、熱に強い鉄で作りたいなと思っていました。

そこで、溶接などの手仕事を生かし、最近独立して「ユキヒト工務店」を立ち上げた友達、ゆっくんの協力を得て、溶接を用いたアイアンラックを作って来ました。

念願の溶接DIY!!

予想通り、危険でエキサイティングな作業の連続。

さぁ、果たしてうまく完成することが出来るのか!?

 

一日目。今日はゆっくんの工場にお邪魔しています。

溶接とはどんなものか、僕は全く無知なので、ゆっくんに色々と手ほどきを受けながら、実際に溶接の練習。

 

溶接にチャレンジ!

半自動溶接機。

溶接機の先から繰り出されるワイヤーが高圧電流によって溶けて、鉄と鉄がくっついていきます。

バチバチバチ!!!

デ、デンジャラス!!

 

鉄でラックを作ることはもちろん初めて。

木とは全く作り方が変わるところも鉄の良さで面白さ。

作りたい物のイメージもまだあやふやだけど、とりあえず、全体のサイズを決めて、材料の準備から始めます。

材料は、工場にある端材を利用させてもらうことにしたので、長さが足りてない鉄の棒を溶接で繋いで、必要な長さにしていく。

 

最初は、降り注ぐ火花や眩しい閃光に怖さを感じ、なかなか上手く出来ない。。

けど、溶接機と仲良くなることで、次第にコツを掴んでいった。

 

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初溶接!で棒と棒が繋がった。

 

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その後、溶接跡や錆びている箇所をグラインダーで磨いてピカピカにしていく。

初日は午後からの数時間の約束だったので、ここでタイムアップ。

 

日を改めて二日目。

今日は朝から夕方までの時間を頂戴して、完成を目指します!

前回の続き、棚にあたる部分を作って組み上げていきます。

ちょうど二週間経ち、少し感も鈍っている気がしたが、意外に体が覚えていた。なんだか嬉しい。

 

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棚にあたる部分が完成。

ゆっくんが治具を作ってくれたので、綺麗に作ることが出来ました。

 

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難しいところは先生のサポートを受けて。

支柱に棚のパーツを仮溶接。職人技を魅せてくれるゆっくん。

 

溶接と僕

工場とつなぎと私〜

あとは先生に見守られながら黙々と(鼻歌まじりで)、溶接をしまくります。

飛んで来た火花はやっぱり熱くて、頭の上から降り注ぐ火花で、たまに頭皮があちっ!!ってなったりします。

でも、その熱さにも慣れてくることで、溶接への恐怖心はだんだんと無くなって、溶接スピードも上がっていきました。

 

溶接DIYで薪ラック製作

じゃじゃーん!初の溶接DIYで作ったアイアンの薪ラックがなんとか完成!!

脚となる支柱の足元は、棒のままだと結構な重さが床に点でかかる事が予想されるので、ワッシャーを利用した足を溶接で付けた。

 

今後、使いながら改良を加えることもあるかもわからないし、とりあえず今回は無塗装でフィニッュ!!

準備から作業中のサポートや片付け、休憩時間の美味しいコーヒーまで、本当にゆっくんに助けられ、何から何までお世話になり、ど素人の僕でも無事に仕上げる事が出来ました。

ありがとう!!ゆっくん!

 

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手作り感満載の溶接跡。

 

プロの仕事とは程遠い仕上がり(当たり前やけど)かも知れないけど、私は大いに満足している。

だって、自分の手で念願のアイアンラックを作ったのだから。

なんて、ゆっくんが居なければこんな体験はまず、出来なかっただろう。ありがたや〜

 

今回の溶接DIYは、とても貴重な経験となった。

今後、自分の職業としている革製品の製作にも何かしらの形で、影響を与えるんじゃないかと思う。

 

薪ラック設置完了!

calotteの工房の奥、薪ストーブの横に設置したアイアンの薪ラック。

入れたり出したり、引っ張り出してはまたしまったり。このラックを使いながら、使い勝手を色々試している。

重量にもバッチリ耐えてくれそうで、本当にいいものが出来た!!

人の助けになることは仕事になる。

ユキヒト工務店は僕にそんな気持ちを再確認させてくれるような、いい仕事をしている。

沢山の人の喜ぶ顔をとても大切にしているゆっくん。

これからもいい仕事を続けて行ってください!

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