カロト家の日記

November 01, 2018

開田高原キャンプ Part2

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10月後半の週末、マーケット日和でコラボ出店するトコトワの小林さんと長野県 開田高原へキャンプに行ってきました。

 

キノコ狩りとトレッキングを終えた僕ら(オジサン二人)は、今夜の寝床のキャンプ場へと急ぐ。

陽は山に遮られ、辺りの景色は一気に夕暮れトーンになり、

さっきまで陽に照らされて金色に輝いていたカラマツ林も、やがて哀愁が漂う晩秋の雰囲気に。

 

オジサン二人を乗せたデリボーイがくねくねとした林道を元気に駆けていく。

そして今夜の宿泊地に到着した。

ここはとあるキャンプ場。

辺りは薄暗くなり始め、人の気配はなし。

 

実は2週間前に下見に来た際、このキャンプ場は冬季閉鎖されることをキャンプ場の主人に聞いていた。

しかし主人のご厚意により、敷地外の空き地にテントを張って野宿をしてもいいよと了解を得ていた。

誰もいないキャンプ場の傍で、早速野営の準備を始める。

 

まずはタープを張る。

ロープを使いタープの端を立ち木とデリボーイにつなぐ。

ロープワークを駆使してタープをバシッと張る。

夕闇が二人を包み始め、気温もぐっと下がり、ロープを握る手がかじかむ。

辺りが真っ暗になる頃、無事にタープを張り終えた。

追い詰められたオジサン二人のチームワークは素晴らしい!

 

ロープを結んでいる立ち木をふと見上げると、見慣れたキノコが生えている。

ムキタケだ!!今夜のおかずにしよう!!

早速キノコ狩りグッズ「オリジナル伸縮キノコ鎌」を取り出す。

これはキノコ鎌につり竿を接続して手の届かない高いところに生えているキノコを狩るために作ったものだ。

 

キノコが生えているのは2.5m〜3mほどの高さ。オリジナル伸縮キノコ鎌の本領発揮だ。

竿を目一杯に伸ばし、幹についたキノコを切り落とす。

降ってくるムキタケを小林さんがキャッチ!

だがしかし、ちょうど食べ頃サイズのキノコまであと少しのところでキノコ鎌が届かない。

「う〜〜ん、あとちょっと届かない!!」

「それじゃ、肩車しようかぁ!!」

(こんな暗闇の中、オジサン二人が肩車してキノコ狩ってるとかヤバすぎるし!しかも小林さんの肩車は不安しかない!)

 

「一回、木登り試してみますわ!!」

 

と言ったものの、苔むした太い老木の表面はかなり滑りやすいと見る。

こんな時、いつか見たサバイバル動画で、輪っかにしたロープを両足に結び、木登りをするワンシーンが脳裏をかすめる。

 

「小林さん、余ってるロープってあります?」

「んーあるよー、って何に使うのー?」

「まぁ、ちょっと見ててください。」

ひとひら分のロープの末端をオーバーハンドノットで結び、そして輪っかになったロープの両端をインクノットで靴に結んだ。

「えー!何するの??」

「ほら!こうすると木に登れるでしょー」

捕虜のようにロープで両足を拘束された僕は両足で力強く地面を蹴り、木の幹に飛び乗った。

ガシッ!

太い木の幹に両手を回し必死でしがみついている僕。

足元のロープはなかなかの安定感で僕を支えている。(すごい!やっぱりロープってすごいわっ!)

勢いをつけてさらに上へ登り、ようやくキノコ鎌が届くところで、狙っていたムキタケを切り落とした。

 

普段の生活ではなかなかロープを使うことはないのだが、それと同時に木登りをすることなんてのもなかなか無い。

得た知識を実際に試し、目的を成し遂げることが出来たのも、このキャンプに来れたからだ。(小林さんサンキュ!)

 

寒い。

とりあえず、暖をとるために小林さんが用意した焚き火台に薪を並べ、ティッシュに火を点けた。

「ん!?ティッシュ?!」

「今日はいいの〜」

キャンプ慣れしている小林さん、火起こしもスムーズ。急ぐ時はちゃんと合理的なんだな〜

 

問題なく火は薪に燃え移り、炎が大きくなるにつれ、辺りが明るく照らされる。

ランタンにも火が灯り、それぞれのテントを張り、暖かな僕らの幕営地が完成した。

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開田高原キャンプ Part3へ続く

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