お客さまから頂いた要望を受け取り、シンプルに形にする。
たぶん、それが一番お客さまが喜ぶ仕事なのではないかと思う。
反面、使い勝手を想像し、「こうした方が無駄なサイズがないですよ」とか、「それもいいですね。では例えばこんな感じはいかがですか？」や、「きっとこの方が修理をする時にやりやすいので、メンテナンスを考えるとこちらの方が長い事お使い頂けると思いますよ。」など、オーダーをお受けする際の会話によって、自分たちの物作りのこだわり（？）をお伝えする事の大切さ。
このフルオーダーメイドのノートカバーは、ご注文を頂いてから完成するまでには長い月日がかかりましたが、何度もお越し頂いて形や使い勝手を追求して、ノートやペンをお預かりして、ようやく形になったものを本当に喜んで頂けて（ありがとうございます）、フルオーダーメイドでしか生まれない、色々な想いが組み込まれていくドラマティックな素晴らしさを味わう事が出来ました。
またいつかフルオーダーメイドを再開したいなぁと思い（昨年の３月末までのご注文分でフルオーダーメイドの受付は中止させて頂いております）それをするまでの長い道のりに意を決するのでした。